地底王国とは、通常は理想の仏教王国で「シャンバラ帝国」などと呼ばれています。しかし、その実態はよく解っていないのです。だが、神仏の世界において「地底霊界」は存在しています。それは俗に言う地獄界の意味ではありません。
一つに不動明王さんは地底につながっておられますし、法華経典に書かれる地湧菩薩もまた地底に存在する菩薩の存在を説いているからです。
さらに幾多のUFOが火口の中に入る目撃談でも解る様に、地底に何等かの霊的王国があることは完全否定は出来ないのです。神社とか聖地と呼ばれる場所に行くと、そこから地底に入る霊的入口が存在したりします。
もし、簡単に幽体離脱が出来るのであれば、私などは肉体を即座に脱いでその階段を降りてそうした世界を見聞したいと野次馬根性に駆られることがあります。
紀州熊野本宮の元跡地に何も書かれていない二つの石塔が存在し、第一級の霊的パワースポットとして知られていますが、あの石塔も地底霊界の入口になっています。
ある女性はその石塔から出て来た存在に石塔の中に引きずりこまれそうになって、その様子に気づいた私が慌てて切ったことがあります。別にお化けとか幽霊の類ではないのです。ただ私には白いもやもやが二つとしか見えませんでしたが、霊感が強いその女性は白服を着た2体の女性が自分をその石塔の中に引っ張ろうとしたと言われます。私はその方に中に入って内部に見て来て欲しかった等と言っておりました。怖いと思うのか見聞のチャンスと捉えるかです。
この「シャンバラ帝国」に関して、その主宰神は「サナト・クマーラ」等と呼ばれ、金星からこの地球に降り立つた地球の創造神として、動物であった存在を利用して魂の容器としての人間の原形を完成させた存在とも言われています。日本ではこの存在を鞍馬山の鞍馬寺の尊天の一つ「護法魔王尊」としています。
ある時、私は家系の先祖守護霊さんに一緒に来いと言われて近所の氏神さんに連れて行かれました時、そこに鞍馬の大天狗さんが現出されて、そのあまりの神々(こうごう)しさに身震いしましたが、その鞍馬の大天狗さんは「護法魔王尊」の化身だとも言われています。
一部に「魔王」と言われていることから悪神のことだと思っている方達があるようですが、悪魔と魔王は必ずしも同意義ではないのです。閻魔大王にも「魔」の字がありますが、基本の「鬼」の字は「魂」にもあることでも解るように、魂や超自然の力の働きの様に人間では出来ない力なり業を意味するのです。魔王は私達人類の魂に関わる存在のことです。
このサナト・クマーラはゾロアスター教ではアフラ・マズダーとされ、【善と悪に区別する正義と律法の神で最高神。世界の終末に最後の審判を下し、善と悪とに別ける】存在とされています。これが仏教に行くと「閻魔大王」になるわけです。またその内容は日本で起こった大本教の「神が表に現れて、善と悪とに立て分ける」と同じことです。すると、それは日本では国常立尊とも解るわけです。またその内容は聖書にもあり、皆さんが知るのはほとんど聖書からでしょう。すると「エホバ」だとも解るわけです。
言葉を言い換えますと、この地球上に存在する人間たる私達の魂は、全てこのサナト・クマーラ(閻魔大王・国常立尊)の管轄下にあり、私達の魂はその存在によって「輪廻転生」の中に組み込まれていることになるのです。
一部に、サナト・クマーラは人間を創り出して人間を奴隷として使っている悪の宇宙人だと言っておられるスピの方達がいられますが、神と宇宙人の定義の仕方からかなりおかしいと言えます。神と宇宙人と呼ばれる存在は同一次元ではないからです。宇宙人と呼ばれるのは私達三次元界生物よりも上の世界の霊界人であっても、神の次元ではないからです。
さて、一部の霊界の派閥であっても、五六七(みろく)世に向かうことを拒否して地底に自分達の王国を築こうとしている流れがあります。
彼等は五六七の世に向かう時、この地球の地上には今日の様な太陽が輝いていないと知るからです。聖書にあります太陽も月も星も輝いていないが根拠にあると思いますが、一部の霊能力者は太陽が爆発する光景を幻視されています。
その太陽爆発がどの程度の規模かは解りませんが、太陽の力が衰えてしまえば地上は氷の様な世界になることは考えられます。完全爆発であれば、何の光も無い不毛の地球と化してしまいます。そこで地球の地底に潜るなのです。
終わりは「冬の糸(意図)」
私によく解らないのは、どうやつて地底に潜ることが出来るのかです。霊体であれば潜ることは可能でしょうが、今の肉体をもったまま地底に潜るなど論理的にもよく解りません。その時は三次元生物体としての人間は終わり、霊体として四次元界に入っているなのでしょう。
だが地底王国ともなれば、そこでの光はどうなるのかとなります。地底王国では人工太陽が創られていると言われる方達がありますが、自分達で地底王国を創ろうとしているそうした霊的勢力は、そこで人工太陽を創って地底王国に入った人に高額の電気料金を課して、それで大儲けをしょうという、ある意味おとぎ話的な論理なのです。
それが単に妄想家のいう話ならばともかく、神通力を保有した人達の中で真剣に検討されているのです。ですからこれらの情報の発信元は霊界です。
しかし、どうして五六七(みろく)世に渡らず、この地球の地底界に潜ろうと謀っているのか?。それは五六七(みろく)世に渡る人の数は少ないと判断しているからでしょう。大多数の人が五六七(みろく)世に行かないとなれば、地底王国を創ることで莫大な利益を得られると目論んでいるのでしょう。
それは「ノアの箱船」と同じことで、いくら説得したところで人は聞く耳を持たない。「ノアの箱船」には乗ろうとしないと見越しているからです。
そうした中の一人の神通力者は、私が死ぬ(地球霊界から去る)と次元変化が起きると言っているようです。それは私個人云々ではなくて、私が豊受様から住むように命じられた土地に関わる霊世界の話のようでした。
こうした話は、その話だけを単独にしていると解りがたい面があります。その横につながる話と連動しているからです。
俗に言うアセンション、最後の審判、パンドラの箱、天の火、地の火等の話が連動しているからです。それを全て語るには長くなりますので次回とします。
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